早く早く

つい、子どもに言ってしまう言葉に「早く、早く」がありますね。しかし、これが口癖のお母様のお子さんに行動の素早い子はいない!といっても過言ではありません。たぶん、全ての言葉に「早く」が付いているのでしょう。「早く着替えなさい。」「早く食べなさい。」「早くやりなさい。」「早く片付けなさい。」「早く寝なさい。」・・・etc

これくらい頻繁に聞くと「早く」の効き目は全くありません。「早く」はお母さんが何を言う時にも付ける、付属の言葉としか思っていないでしょう。右の耳から入り左の耳に抜けていることは、間違いありません。では、どうしたら早くなるのでしょうか?

それにはまず、「早く」を言わないことです。「早く」を遣わないで、他の言葉や行動で早くさせる動機付けを考えましょう。例えば、目標を作ってあげることも1つです。「時計の長い針が3になるまでにしましょう。」少し余裕を見た時間設定です。初めは急ぐことはないかもしれませんが、「もう少しで3になるよ〜」などの言葉がけで、意識をするようになります。少し頑張って目標の時間にできたら、ほめてあげましょう。「自分で頑張って早くできたね。じゃ○○をしてあげましょう。」と時には、何か子どもの喜ぶご褒美を用意します。はじめから、「3までにできたら○○をしてあげる」と言うのとは別です。物で釣るのは間違ったご褒美の与え方です。自分から頑張った時にこそご褒美の効果があります。「早く〜ができたから、公園に行かれる」「早くパジャマが着られたから、本が読める」などほめる時にこそ「早く」を遣うことにより、「その先に良いことが待っている」と思わせることができます。時間を大切に使うことの練習にもなりますね。

ただ、毎回毎回ご褒美がもらえると思われないように気をつけなければなりません。早いことが雑であったり、適当に済ませることではないことも合わせて教えましょう。だから、ご褒美については先に言わない方が良いのです。ご褒美があるかないかはわからなくても頑張れる気持ちが持てるようにそのタイミングを上手にとりましょう。また、目標の設定を少しずつレベルアップすることも忘れないで下さい。

(エスポワール理事長:ウォーカー和子)


Copyright(C) 2006 ESPOIR Corporation All Rights Reserved.