コピーロボット

「コピーロボット」ってご存知ですか?藤子不二雄の漫画「パーマン」の主人公みつおがパーマンになってパトロールに行く時、鼻をポチッと押して自分とそっくり同じコピーを作る・・・あれです。「子どもは自分の分身」とよく言いますね。、私の中では「パーマンのコピーロボットとみたいな感じかなぁ」と理解しています。(古いかな?)

さて今回は、私が感心したお母さまのお話です。お教室に1歳の時から通われていたお嬢さんでしたが、2歳のクラスになってから朝泣きながら来ることが多くなりました。もうすでにお教室の雰囲気にも慣れていましたので、何が嫌なのか?私たちは原因を突きとめるべく様子を見守りました。泣くのは朝だけでお母さまと別れてしまえば何もなかったようにニコニコとお友達と遊び、カリキュラムも楽しそうに参加し、お弁当も残さず食べ・・・何も変った様子はありません。どちらかといえば、他のお子さんよりもリラックスし生き生きと過ごしていました。それでも毎日泣きながら登園するので、ある日お母さまに様子を伺ったところ、今までの親御さんとは全く違う答えが返ってきたので驚きました。ほとんどのお母さまは、毎日泣いている我が子を見て「どうして泣くのかしら?」「お教室が嫌なのかしら?」「お友達と何かあったかしら?」「先生が怖いのかしら?」などと心配して相談にきたり、感情的になり最終的にクレームになることも少なくありません。しかし、このお母さまは次のように答えました。「私も、小さい時そうだったんです。何も嫌なことなんかないんです。なんだか知らないけど泣きたかったので、この子も同じだと思います。なので、先生心配しないで下さい。」・・・なんて冷静なお母さまなのだろうと思い、感心しました。

子育てに、一生懸命になるほど子どもに要求することが多くなっているように思います。自分が小さかった時、「どんな気持ちだっただろう?」「私が求めていることは、果たしてできていたのかな?」このことがあってから、私もよく自分の小さい時を振り返るようになりました。何の血の繋がりもない、よそのお子さんと比べる前に、小さかった自分と比べることが、お子さんをよく深く理解する鍵のように思えました。

(エスポワール理事長:ウォーカー和子)


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