子どもの気持ち

子ども達は、新しいことに常に挑戦しながら生きています。経験のないことだらけなので、毎日やっていることでさえ、まだまだ修行中なのです。ドアを開けること、ボタンを留めること、ご飯を食べること、うがいをすること、トイレで排泄すること・・・生活の全てが練習です。

しかしながら、大人は何十年という経験がありますから、いま容易に行っている全ての行動が、長年の経験によって獲得したことだということを忘れています。「何でこんな当たり前のことがさっさとできないのかしら?」と思っていませんか?すると、つい子どもが一生懸命挑戦している最中に、「早くしなさい」「遅い」挙句の果てには「どうしてそんなに不器用なの」などと言ってしまうのです。手先を動かすこと(箸、ハサミ、鉛筆・クレヨン(筆圧)など)は特に、まだ脳から出した指令通りに動かない手を懸命に動かし頑張っているのです。文句が言いたくなったり、子どものことをもどかしいと思ったときは、是非、一緒に同じことに取り組んでください。ただし、利き手ではない方の手で・・・。

やってみると、一番もどかしいのは子ども自身だということに気が付きます。そして、それでも一生懸命ひたすらに取り組んでいる我が子を抱きしめたくなるでしょう。(ちょっと大袈裟でしょうか?)どれくらい大変な思いをしてやっているのか、大人も一緒に体験できますし、利き手でない方の手を使うと脳に刺激を与えるので大人にとっても良いことです。ただし、あまり頑張り過ぎると腱鞘炎になったりするので気をつけましょう。

子どもの気持ちを少しでも理解すれば、もう少し見守ってあげられるようになりますね。(本当のことを言うと、子どもはその挑戦をそれほど苦痛には感じていません。だから、私達大人もその挑戦の日々を忘れてしまっているのです。)

(エスポワール理事長:ウォーカー和子)


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