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「すごいね!」子どもを褒める時に良く遣いませんか?私も以前は何でもかんでも、この言葉で片付けていたように思います。そしてそのことに何の疑問も感じてはいませんでした。これは、ちょうど一年くらい前、外国人の友人と話している時に気付かされたことです。
その友人いわく「日本人はどんな時も『すご〜い』って言うけれど、日本語にはそれしか表現がないのですか?英語には、様々な表し方があります。例えば、山に登って頂上から目の前に広がる景色を見た時、WOW! SO BEAUTIFUL, AMEAGING,WONDERFUL,MAGNIFICENT,ENCHANTING・・・・・。英語はその時の気持ちによって自分にピッタリの言葉を選んで遣うことができます。日本ではあっちからもこっちからも『すご〜い』という言葉しか聞こえてこないんですよね。」その時点では、私は日本を代表して日本語にだってたくさんの表現があることを力説しました。「すご〜い・・・」この「・・・」のところにいっぱいの気持ちと言葉が詰まっているのよ、などと頑張ってみました。
しかしながら、その後、この「すごい」という言葉を軽くは遣えなくなりました。なぜなら、「すごい」を遣うことによって省略されている沢山の言葉達に気付いたからです。日本語のおぼつかない友人と同じように、言葉を獲得する時期の子ども達に「すごい」を遣うことに危険を感じました。例え、大人が沢山の気持ちを含めて「すごい」と言ったとしても、語彙の少ない子ども達にそんなことを読み取れるわけもありません。具体的にどんなことがどういう風に「すごい」のかを聞かせてやることの大切さに気付かされました。
プライムという通信制で絵画講座の講師を兼務している伸子先生も、いつも「どこがどんな風に上手に描けたのかを具体的にお子さんに伝えてほめて下さい。」とコメントしています。絵を描く力がぐんぐん伸びているお子さんのご家庭では、実際にそれを気にかけて努力されています。外国人の友人と同じように「すごい」を、ただの感嘆符(英語だったらWOWの部分)のように思っているお子さんも少なくないかもしれません。
(エスポワール理事長:ウォーカー和子)
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