いつも笑って No.2

さて、「笑う」ことや「笑いかけること」がお子さんに勇気を与えることがわかっていただけたと思います。これは、もちろんいろんな場面で使えることですが、突然の事故や緊急時の処置の時に、特に忘れないようにしてもらいたいことです。K先生は、派手に転んだO君に笑いながら近づいています。この時、慌てて走ることはしませんでした。なぜならその行動が、子どもに「一大事だ!」と感じさせるからです。

自分では焦る気持ちを抑え、歩きながら状況を確認しています。転んだあたりに石がゴロゴロしていないか?頭から流血していないか?意識があるか?など冷静に子どもの様子を調べています。そして、自分で立たせることで、足や手を怪我していないか?頭を打っていないか?など確認することができます。血が出ている時も泣くことで多量に出血することもありますから、とにかく転んだ子ども自身を落ち着かせることをとっさに選択したのでしょう。

子どもは、思いがけない場所で思いがけない怪我をします。その時に大人が冷静な態度で向かうことが、一番大切です。なぜなら、何が起こったかわからずに一番不安なのは子ども自身なのですから。慌てず騒がず笑顔で接することで、子どもはとても安心します。病気の時も同じです。経験不足の為に、自分自身の体に何が起こっているのかわからずに不安なのは子ども自身であることを忘れず、「大丈夫」と言い聞かせる気持ちで笑って落ち着いた対処をしてあげてください。

(エスポワール理事長:ウォーカー和子)


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