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幼稚園には、1クラス30人前後いろんな家庭環境の子ども達がきます。新学期は、緊張している子ども達の気持ちを掴む為に面白いことを言ったり、わざと失敗したり・・・と先生も必死に演ずる毎日です。
そして、その努力を知ってか知らずか?、大半の子どもは笑ってくれ、どんどん心を開いていきます。ですが、たまにニヤッとするだけのツワモノもその中に混ざっています。面白くなくて笑わないのは良いのですが、笑いたいけど笑わない、この「ニヤッ」が一番曲者です。
私の経験上だけの意見ですが、そのようなお子さんの親御さんは真面目な方が多いように思います。生活全般に真面目、静かな生活なのだろうと感じます。きっと親はいつも正しくあり、良きお手本となるべく、子どもの前で恥ずかしい姿や情けない姿は見せられない・・・理想の親、立派な親(過ぎる)なのでしょう。
もちろん、お子さんはそんな親御さんを尊敬しています。
さて、どうして笑いたいのに「ニヤッ」なのか、もうお分かりだと思いますが・・・大人が間違えるなんてそのお子さんには信じられないことなのです。また、大人が間違えたことに対して笑うなどということは許されないことなのでしょう。もちろん人を傷つけるような場面で人を笑うことはいけないことだと思います。その判断さえできないということです。
このようなお子さんの特徴として、周りの状況に臨機応変な対応ができない、環境の変化に対応できない、協調性がない、頑固ということがあげられます。また、親の失敗を許すことができません。自分も失敗することをとても嫌がります。結果、自信のあるもの以外に手を出さない傾向があります。
生活の中には、思いがけない失敗やドジな行動、お子さんの前で派手に転ぶ時もあるでしょう。そんな時、自ら笑って対応できていますか?私は思います。先生である前に人間でありたいと・・・。親である前に人間の方がいいんじゃないかな?と・・・。
(エスポワール理事長:ウォーカー和子)
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