<078> 小学校受験のペーパーは30点くらい間違えても大丈夫だよ

ついに8月となり、入試まで3ヶ月を切りましたね。

7月に受けた模試の結果は如何でしたか?

日ごろの努力が実って、判定結果は満足のいくものになったでしょうか?

それとも、努力したにも関わらず、目も当てられないような結果になりましたか?

合否判定の結果だけを見て落ち込む必要はありませんよ。

何処を失点したのかが重要なのです。

●出来るはずの問題なのに単純なミスをした

→入試当日にミスしなければ良いだけなので、悲観する必要もありません。

●釣り合い(置き換え)や4連シーソーなどの難しい概念が苦手で失点した

→難しい概念は時間が掛かります。まだ3ヶ月あるので大丈夫です。

●複合問題(ひねりのある問題)が全く解けなかった

→ペーパー難関校を受験しないのであれば、ひねり問題は出ないので気にしなくて大丈夫です。

また、ペーパー難関校を受験したとしても、満点を取る必要はないのです。

例えば、光塩女子学院初等科を受験するなら、入試当日の平均点が60点の時に70点を取ればよいだけなので、30点の失点は許されます。(当時の学校説明会では平均点+10点がボーダーラインと明言していました)

皆さんは毎日毎日、満点を取るための勉強をしていて、公開模試でも失点ばかりを気にしますが…

堂々と30点もミスして構いません。

コツコツと努力を重ねていれば、ペーパーのボーダーラインは突破できるので、現時点の模試の結果は気にしないことです。

最悪なことは、今までの勉強方法が間違えているのではないかと疑問を持ち、「繰り返し学習」を止めて新しいことに手を出すことです。

幼児のペーパー学習も

中学受験も

高校受験も

大学受験も

司法試験も

公認会計士試験も

医師国家試験も

ひたすら繰り返して脳に叩き込むしかないのです。

繰り返し学習は、あらゆる試験を突破する王道ですよね。

これだけは忘れて欲しくないのですが…

上記の試験のうち、小学校受験だけは他と違うところがあります。

他の試験は成績順に合格しますが、小学校受験のペーパー試験は、志願者をふるいに掛ける役目だけです。

入社試験の一般教養テストと同じですね。

ボーダーラインを突破した集団の中から、躾具合や家庭環境を見て、校風にあった親子を好き勝手に選び出します。

最高得点を取ったとしても、親子が校風に合わなければ門前払いです。

ボーダーラインの突破はコツコツと続けていれば何とかなります。

それよりも何よりも、我が子を選んでくれるようにピカピカに磨くことが最重要です。

磨いて磨いて試験官が一目惚れするような「いい顔」に育てるのです。

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん