小学校受験はエスポワール

 


今日の学習 175日目

グループ考査の「話し合い」で落とされるお子さん

おはようございます。

水曜日で第一弾の夏期講習が終わりました。

その後の職員会議での総括です。

(1) 初日に入室拒否のお子さんが数名いたけれど、最終日までには別人のように良くなった

(2) スピーチ時にお一人のお子さんの緊張を和らげることができなかったのが心残り

(3) のびのびと行動ができるようになったけれど、座る姿勢が直らなかったのは2名

(4) 子供同士の話し合いが未熟だった

3日間は魔法(言葉による暗示)を掛けまくったので、全員ではないと思いますが、お子さんの変化に満足して頂けたかなと思っています。

この3日間で経験することはできたけれど、大きな変化が見られなかったものに「子供同士の話し合い」があります。

皆で話し合って決めてくださいと言っても、だた立ち尽くしているだけで、結局はこの講習に参加した2名の通学生クラスのメンバーが仕切ってくれました。

これは経験値が大きく違うので無理もありません。

話し合いを経験したことがないお子さんに、やってごらんって言っても難しいですよね。

方法を知らないので、「できるよ」と魔法を掛けても通じません。

エスポワールの子供たちが幾度と経験していることは…

●グループ分けすることができる

●グループ名を決めることができる

●グループ内で順番を決めることができる

●グループ制作で何を作るか決めることができる

●グループ制作で作業分担を決めることができる

グループ分けとは、自分たちが所属しているグループを更に2つに分ける作業です。

よく出る意見は、男チームと女チームに分けようというものですが、ちょうど半分ずつにならないケースが多いので即座に却下されがちです。

背の高さ順に決めようという意見も出ますが、2つに分ける作業ではこの意見で決まる可能性は少なく、別の意見にかき消されてしまいます。

落としどころは、ジャンケンで決めようという意見です。

しかし、初期の頃はジャンケンでどのように分けるのかを決めずにジャンケンを始めてしまい、勝者が1名だけ決まって全員がポカ〜ンとすることが多々あります。

グーパージャンケンで決めようという意見も出ることがありますが、このルールを知らない子供が大多数なので決まらないケースが殆どです。

グループ名を決めるとは、チーム対抗戦のチーム名を決めることです。

名前を決めるのはクリエイティブなことなので、普段から威勢の良い子供でもモジモジと立ち尽くします。

そのうちに、園での運動会を思い出して、ぞうさんチームにしようとか、好きなアニメのプリキュアチームがいいとか、パラパラと意見が出てきます。

しかし、社交性のある子供たちが、それぞれ好き勝手にチーム名を言うだけで誰もまとめようとはしません。まとめ方を知らないのでタイムオーバーとなります。

回を重ねるうちに、出てきた意見を多数決でとりまとめることができる子供が現れたり、自分が発言したチーム名をこれでいいよねと全員から強引に同意を取り付けてしまう強者もいます。

グループ内での順番を決める作業では、背の順とかジャンケンで決めようという意見でまとまりますが、背の高い順なのか低い順なのか、ジャンケンで勝った人が1番目なのか最後なのかを決めずに始めるケースが殆どです。

稀に「1番目がいい人はいますか、2番目にやりたい人は?同じになったらジャンケンね」と仕切る子供もいます。

グループ制作は、数ある素材を使って好きな物を制作をしたり、全員で一つの絵画を完成させたりするものです。

これもチームの名前を決めるのと同じで、誰かが仕切らなければ時間だけが経過します。

グループ制作での作業分担は、予め決められた1つの作品を全員で作り上げますが、これも誰かが仕切らないと立ち尽くす子供が出てきたり、やり残しの作業が多く出てきたりします。

さて、ここで紹介した事例は今回の夏期講習ではなく、レギュラー授業での様子です。

何度か繰り返していくうちに、子供たちは色々なパターンを覚えていきます。

却下されたパターン。

収拾がつかなくなったパターン。

全員が納得したパターン。

また、どのような発言をすれば仲間を仕切れるのかも、見よう見まねで覚えます。

何が正解なのか気になる親御さんもいるかと思いますが、正解とか不正解よりも、話し合いに参加して自分の意見をキッチリと伝えることに意義があります。

絶対に仕切らなければならないワケでもありません。

強引に仕切る子供がいれば…

「ボクもそれに賛成。みんなもそれでいいかな」

と全員の同意を取り付けても良いのです。

そこまでできなくても…

「それにしようよ」

でも構いません。

小学校受験はオーディションと同じですから、グループ考査でボーッと突っ立っていると、そのお子さんの存在はないに等しいです。

競争倍率の高い小学校が欲しいお子さんは、常に誰かの指示を待つ受動的なお子さんではありません。

自分で考えて、自分で行動ができる能動的なお子さんを欲しがるのです。

グループ考査はそれを見抜くための欠かせない手段なんですね。

夏期講習や直前講習のペーパー学習に何十万円を注ぎ込んだとしても、グループ考査でこの子はいらないと判断されたら一巻の終わりです。

人見知りを克服する練習方法については、バックナンバーを読み返せば書いてあります。

能動的な子供に育てる方法も書いてあります。

ロールプレイの重要性についても書いてあります。

ちなみにエスポワールの授業では模範解答はありません。

先生からの助け船はありますが、経験を重ねることで知恵をつけさせています。

素晴らしい意見、素晴らしい仕切りを誉めて、できなかったお子さんがそれを模倣できれば…

思いっきり誉めちぎるだけです。

それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

◆お願い◆

毎日の学習の取り組みをお送りください。既に先へ進んでいる方は、「今日の勉強は何をしたのか」を教えてください。お待ちしています。

(エスポワール:上田トモヤ)


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