小学校受験はエスポワール

 


今日の学習 142日目

エスポワールで最も時間を割いている指導(その2)

おはようございます。

前回はエスポワールの授業では『口頭試問』に時間を掛けているというお話でした。

今日はその続きです。

主な授業の流れは以下の通りです…

(1) ゼッケンを着用させ、一連の指示を与えて制作をさせます。

●材料の指示

●制作の指示

●番号を呼ばれた人は作業をやめて別室へ行く指示

●作り終えた時の指示

(2) 自分の番号が呼ばれたら別室へ行きます。

●テスター役の講師は子供の入退室の言動を「チェックシート」にチェック(優・良・可・不可)します

→ 入退室の作法

→ ご挨拶の所作

→ 座る姿勢

→ 声の大きさ

●「チェックシート」に書いてある質問(5〜6つ)をして返答を記入します

(例)

Q.お名前を教えてください

Q.通っている幼稚園か保育園のお名前を教えてください

Q.今朝は何を食べましたか?

Q.幼稚園では何をして遊ぶのが好きですか?

Q.図書館へ行ったことがありますか?

Q.図書館ではどんなことに気を付けたらよいと思いますか?

大体、いつもこのような形でチェックをして、チェックシートを保護者の方にお渡ししています。

個別考査の訓練を受けたことのない、入室したばかりのお子さんが、どのような行動を取るのかを紹介します。

一番多いパターンはこれです。

●ドアをノックして入室し、そのまま着席する

→ 試験官の側まで行き「こんにちは」と一礼し、着席を促されてから座るように指導をしています

●手を膝に載せない

●股を開く

●座面が高いと両足を同時に前後にブランブランする

●首を動かして、あちこちをキョロキョロと眺め回す

●うつむいたまま目を合わせない

Q.お名前を教えてください

「ウエダタロウ」

→ デスを付けない

Q.通っている幼稚園の名前を教えてください

「エスポワール幼稚園」

→ デスを付けない

Q.今朝は何を食べましたか?

「・・・・・」

→ 上を見たり下を向いたり、足をブラブラさせて長考

暫くのアイムアウトの後、次の質問に移ります。

Q.図書館へ行ったことがありますか?

「ん〜〜〜」

何も言わないので、更に次の質問に移ります。

Q.図書館ではどんなことに気を付けたらよいと思いますか?

「・・・・・」

はい、これで終わりです。自分の席に戻って、制作の続きをしてください。

「はい」

お礼も言わずに、そそくさと退室します。

以上です。

大袈裟なことを書いていると思いますか?

違いますよ。

このような状態を目にするのは日常茶飯事です。

とんでもない礼儀知らずで不躾な子供だと思いましたか?

これも違うのです。

これがごく自然な5歳児の姿です。アブノーマルなんかではありません。極めてノーマルな行動です。

普通の子供なら、別室に呼ばれていきなり着席するのは当前のことです。

「ケサ」は何を食べましたか?

ケサ(今朝)の日本語の意味を知らなくて、初対面の大人の前で黙り込んでしまうのは異常な行動ではありません。

ケサの意味が解っていても、何を食べたか思い出せない時に、初対面の大人の前で黙り込んでも異常者ではありません。

『口頭試問』は重要な試験であると認識し、ある程度のトレーニング(繰り返しての練習)を積まなくいと失態を演じてしまうものです。

入室したばかりの親は「チェックシート」を見ると顔面が蒼白になります。

●ご挨拶×(なし)

●姿勢×(手と足ブラブラ・身体グラグラ)

●声の大きさ×(聞こえない)

●名前→デスなし

●幼稚園名→デスなし

●1番目の質問→無言

●2番目の質問→無言

●3番目の質問→無言

8名から1名が選ばれるような高い競争倍率の学校では、本当はこの子は良い子かもしれないからと、試験官の方から一方的に質問の意味を教えてはくれません。

テキパキと応対できるお子さんが他にいるのですからなら、黙ってしまうお子さんをわざわざ合格させることはないのです。

『口頭試問』はペーパーで計ることのできない、本当の意味での「賢い子」を探す試験なので、黙ってしまったら評価のしようがないからです。

口頭試問の攻略法は…

●ロールプレイ(本番同様の模擬練習)

パブロフの犬では例えが悪いですが、ツーと言えばカーと言えるまで何度も繰り返して高速でレスポンスができる練習をしましょう。

要は基本的な質問には考えるまでもなく即答できるようになる練習です。

質問の内容は過去問(志望校問わず)の面接で聞かれる質問で大丈夫です。

意味が解らない言葉があれば逆質問をすること。

答えられない質問には即座に「…は解りません」「…を知りません」「…は覚えていません」「…を忘れました」と言いましょう。

悪い印象を持たれることもなく、直ぐに次の質問へ移ってくれます。

沈黙して中断させてしまうのは最悪です。

●お風呂で練習

メルマガのバックナンバー(2009/12/09)をご覧ください。

●説明する練習(知っていて欲しいもの編)

試験では交通道徳関係からの出題が多いです。信号機の視聴覚障害者用押しボタンや白い杖、点字ブロック、盲導犬、ホームの緊急通報ボタンなどを解り易く説明する練習です。

●説明する練習(知らない物編)

スーパーや雑貨屋などで、使い方を知らない初めて目にする物を「これは…に使う物だと思います」「何故なら…だからです」と考えて言う練習です。

●笑顔で答える練習

この必要性の説明は不要ですね。

最後に今日のおさらいです。

口頭試問はペーパーのスコアではなくて、本当の意味での「賢い子」を探し出す試験です。

口頭試問の際の礼儀作法が素晴らしいのは勿論のこと、爽やかで知的な受け答えが必要です。

ロールプレイで高速レスポンス(応答)の練習を積んでいれば、試験官がどんなに恐ろしい顔をしていようと、基本的な質問には即答できるので堂々としていられます。

入試は流れ作業ですので、モジモジしていると…

「ハイ、次の子」

と容赦なく落とされます。

それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

◆今日の学習◆

第5弾は「段階別ワークA・B・C」の3冊を使います。(1巡目です)

今日は段階別ワークAの(A−2)3枚、ワークAの(A−12)3枚、ワークBの(B−2)3枚の計9枚をコピーして学習してください。

◆実際に教えた感想(間違えた箇所)◆

学習時間=36分+復習5分

ひとり3巡目10−21〜10−25(5枚)

<A−02−02>

3−1問目=14秒(10秒)=× ※豚にチェックです

<A−02−03>

3−2問目=9秒(10秒)=×
3−2問目=28秒(10秒)=×
4問目=16秒(10秒)=△ ※クマは○ですが、2つ目はリス×にしました

<A−12−01>

3問目=16秒(10秒)=× ※左上にチェックしました

<A−12−02>

1−4問目=× ※左から1番目を選択

<A−12−03>

2問目=8秒(10秒)=× ※左上を選択

<B−02−03>

複数の絵の中から同じ絵を2つ見つける問題を苦手としているお子さんは多いです。1つだけ浮いている(仲間になりそうもない)ものを順に除外していくしかないでしょう。息子は結構な時間が掛かりました。

右−(1)=× ※左から1番目と3番目を選択
右−(4)=× ※左から1番目と4番目を選択

8分28秒(1分30秒)

◆お願い◆

毎日の学習の取り組みをお送りください。既に先へ進んでいる方は、「今日の勉強は何をしたのか」を教えてください。お待ちしています。

(エスポワール:上田トモヤ)


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