小学校受験はエスポワール

 


今日の学習 087日目

小学校受験の制作(その1)

おはようございます。

絵画と制作は学校によって好き嫌いがあるようで、試験に出る学校は毎年のように出ますが、出ない学校は全く出ません。

志望校の過去問を見て、過去に出題例がなければ何もしなくても大丈夫だと思います。

ところで、エスポワールは幼児教室ですので、絵画と制作の授業はあります。

年間を通しての絵画と制作の授業時間は半々ですが、どちらの指導を重要視していると思いますか?

もちろん、お受験と言えば絵画が象徴的ですので、絵画ですよね。

いや違うのです。

実は制作なんです!

絵は幼稚園や保育園でも習います。家でも描きますし、親が手ほどきすることも可能です。

幼児にとっては絵を描く機会はいっぱいあるのです。

親がテクニックを教えれば絵画力は飛躍的に伸びます。生まれながらのセンスがあればテクニックがなくても魅力的な絵を描くことができます。

ところが制作は違います。

幼稚園や保育園では、園の方針によって制作の指導には天と地ほどの差が生じるのです。

何故なら、絵画は紙とペンさえ与えれば描くことができますが、制作の下準備には半端ではない時間が掛かるのです。

・何を作らせようか

・材料は何にしようか

・道具は何を使わせようか

ご家庭で一度でも制作をしたことがある人にはお判りかと思いますが、子供が制作を始める前の準備は大変ですよね。

色画用紙や工作用紙を用意したり、ハサミで切り抜くための補助線を事前に描いたり、工作用具を揃えたりと、実際に作る時間よりも何倍もの時間が掛かるのです。

幼稚園や保育園でも準備は同じです。ただでさえ子供たち相手で忙しいのに、そんな面倒なことはやってられないと思っているところが多いのです。

その為、できる限り下準備の要らない簡単なものを制作させます。

できる限り、父の日や母の日、クリスマスなどの主要なイベントの日に限定して制作の指導をします。

事故が起きたら面倒なので、できる限りハサミを使わせなかったり、できる限りモールや竹ひごのような細くて目に刺さりやすいものを使わせない傾向があります。

そのようになってしまう気持ちは解らなくもないです。

幼稚園では1人の担任が20名のクラスを指導したり、補助の先生と2人で30名のクラスを見なければなりません。

人数が多いので、1回の制作の下準備だけで1時間〜2時間を費やすことだってあるのです。(その為の早朝出勤や残業をする場合もあります)

1人の先生が平均して15名〜20名を指導しながら、同時に事故を防がなくてはならないのです。

制作って大変なんですね〜。

ただでさえ園の日常業務は多忙を極めているので、制作は園長も現場の先生も避けたがる傾向があります。

幼稚園は文部科学省の所管になり、園の使命は「教育」ですので、それなりに制作の時間は確保しています。

保育園は厚生労働省の所管となり、親が働いている間を預かるという意識が根底にありますので、制作にどの程度時間や手間を掛けるかは園の運営者次第になります。

公立の認可保育園は役所が管理者にあたりますので丁寧に取り組んではいますが、認証、無認可園は民間ですので全ては園長次第 です。

幼稚園は教育のために通わせるという意識を親が持っていますので、多少のケガは大目に見てくれます。

それに対して、保育園は仕事のために(安全な場所に)預けるところだと親が思っていますので、ケガに対するクレームは幼稚園とは比べものにならないものがあるようです。

「オイ!どうして、ウチの娘の手に絆創膏が貼ってあるんだ。親が仕事をしている間、お前たちは一体何をやらかしたんだ。余計なことをしろと頼んだ覚えはないぞ!」

このような親もいるようです。

@下準備に時間が掛かる

@大人数の園児を相手に制作の指導をするのは大変

@ケガでもしたらクレームが大変(とくに保育園)

これらが制作を避けてしまう原因なのです。

※どうしても出掛けなくてはならない急用ができたので、続きは土曜日ですが明日に配信します。

おはようございます。

昨日の続きを書きます。

いろいろな事情がありまして息子は年少の時は渋谷区の認証保育園、年中は文京区の認証保育園、年長は幼稚園へと転園しました。

やはり制作には雲泥の差がありましたね。

エスポワールには、いろいろな幼稚園や保育園に通うお子さんがいます。

年長さんなのに…

●ハサミを使って器用に切ることができない

→線に沿って円をキレイに切り抜くことができない

→時間が掛かり過ぎる

●工作糊(黄色い壺)の使い方を知らない

→フタを開けられない

→半端ではない量を指に付ける

●スティック糊の使い方を知らない

→フタを開けられない

→糊の出し方、戻し方を知らない

●モールを知らない

→見たこともない

●ホチキスの使い方を知らない

→教わっても力が弱くて留められない

●セロハンテープ(テープカッターの台付き)のテープの切り方を知らない

→ミニセロハンテープでも同じです

●セロハンテープの(台なし金具付き)の切り方を知らない

→これは難しいですよ

→ミニセロハンテープの金具のみの練習は不要です

●両面テープ(通常のセロハンテープサイズ)の使い方を知らない

●パンチ(一穴・二穴)の使い方も知らない

お子さんの通う園によって制作の技術力の差は大きく違ってくるのです。

そのような園に通いながら制作が必須の小学校を受験したら「作品」は失敗することになります。

小学校受験の制作には大きく分けて2つの出題タイプがあります。

(1) 指示通りに皆で同じモノを作る

(2) 与えられた材料を使って自由に作る

同じモノを作る場合は、高度な技術力は必要としません。

巧緻性と注意力、集中力の試験だからです。

是非、皆さんが今週末に試して頂きたい課題があります。これはエスポワールの授業にもあります。

お母さん用とお子さん用にそれぞれ50cmの凧糸1本と普通に売っている太いストロー3本とハサミを用意します。

お母さんが次のように言いながらお手本を見せます。

○『お母さんが説明するのでよく見てください。あとで同じものを作ってもらいます』

→一緒には作りません

○『これからネックレスを作ります』

○『このようにストローをハサミで切ります』

→大雑把に3〜4cm間隔で3本のストローを切ります

○『ストローを小さく切ってしまうと数が多くなってネックレスを作るのに時間が掛かってしまいますから注意をしてください。分かりましたか』

○『切ったこのストローをこの糸に通します』

○『赤と青と黄色のストローを交互に入れるとキレイですね』(これは色違いで用意できる場合です)

○『最後にこのように固結びをして、余った糸をハサミで切って完成です』

○『ここにお母さんが作った見本を置いておきますので始めてください』

10名のお子さんがいると約半数のお子さんは、大人とさほど変わらないスピードでテキパキと完成させます。

残りの半数のお子さんはどうなったと思いますか?

指示を聞いていないか、聞いていたとしても、長さの感覚が掴めないのが原因でストローを1cmくらいに刻んでしまうのです。

1cmに刻むと紐通しは3cmの3倍以上の時間が掛かります。

半数の子供たちが完成した時点で、まだ紐通しに苦戦中のお子さんが大勢いるのです。

1/3も完成していないお子さんもいます。

たった一つの注意を守れないと、学校側は「入学後もこの調子ではクラス運営が大変になるぞ〜」と思いますよね。

このように制作はその技量を計るのではなく、注意力や集中力を調べるために出題することもあります。

小学校は1名の先生が40名を指導しなければならないので、クラス運営をスムーズに行う上では、そのようなテキパキとしたお子さんばかりを集めたがるのは仕方がないことです。

制限時間内にテキパキと完成させるには…

先生の指示を注意深く聞く

切る・折る・塗る・貼るに慣れる

工作用具を自由自在に操れるようになる

のがコツです。

今から大切なことを書きます。

制作に慣れていれば、注意深く指示を聞く余裕も生まれるのです。

・・・次回に続きます。

それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

◆今日の学習◆

第3弾は「ウォッチャーズ3」シリーズの5冊を使います。(1巡目です)

毎日、数量→言語→常識→理科→図形の順に進めます。

今日は数量01〜10まで10枚をコピーして学習してください。

◆実際に教えた感想◆

学習時間=54分+復習5分

ひとり3巡目04−16〜20(5枚)

<01>

白い木が3個ずつで、黒い木が2個ずつですよね。なかなか覚えられないので、息子は何度も1問目と右隣の2問目を見ながら再確認をしていました。それでも2問目、3問目、4問目を連続して間違えていました。

7分8秒(8分)=○×××○○○○

残りの9枚は経験済みの問題ばかりなので、それほど難しくはないと思います。

◆お願い◆

毎日の学習の取り組みをこのメールに返信してお送りください。既に先へ進んでいる方は、「今日の勉強は何をしたのか」を教えてください。お待ちしています。

(エスポワール:上田トモヤ)


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