<051> 小学校受験の志願者数は景気に左右されて景気後退すると大幅に減少する

今までは少子化にも関わらず、受験者数は右肩上がりに増え続けていましたが、リーマンショック以降の急速な景気悪化に伴って受験者はガクッと落ち込みました。

昨秋の志願者(前年比)は…

慶應義塾幼稚舎=▲13%
早稲田実業学校初等部=▲15%
立教小学校=▲15%
立教女学院小学校=▲12%
桐朋小学校=▲22%
日本女子大学附属豊明小学校=▲19%
目黒星美小学校=▲13%
昭和女子大学附属昭和小学校=▲12%
文教大学付属小学校=▲34%
小野学園小学校=▲28%
湘南白百合学園小学校=▲21%
清泉小学校=▲31%
洗足学園小学校=▲12%
桐光学園小学校=▲21%
関東学院浦小学校=▲15%
さとえ学園小学校A=▲40%
西武学園文理小学校1=▲13%
国府台女子学院小学部=▲27%

志願者・受験者数とも公表しない学校が殆どですが、上記の学校は大幅な減少です。

昨秋の受験者の多くは、年少または年中から幼児教室へ通い、年長クラスの在籍中に景気が後退しました。

受験を志して勉強をしている最中にリーマンショックが起きたのです。それでも影響は大きかったようです。

また、リーマンショック後に、新規に受験を志した方は驚くほど激減しています。

このままでは、元々人気のない小学校は定員割れを起こして、将来的には廃校となる可能性もあります。

私立小学校は、私立幼稚園へ通わせるよりも多少高めの月額5~8万円の学費ですが、マインド的には相当に冷え込んでいるようです。

志願者は来秋が底となり、それが数年間は続くだろうと予想しています。

人気校は志願者数が半減しようと、高い競争率のままなので大きな影響はありません。

しかし、増えすぎた大学と同じように、人気のない小学校から消えていく時代がやってきました。

お子さんの母校が消えてなくなることもあるのです。

志望校選びは慎重になりますよね。

※過去記事の再掲載です(情報は古いです)

エスポワール らくらくさん