小学校受験はエスポワール

 

 (第174回) 大阪の子供たち

おはようございます。

先週の後半は大阪出張のためにメルマガをお休みさせて頂きました。

大阪の3日間のスクーリングは、とても楽しかったです。

何故なら、普段は教壇に立たない私が、大阪では図々しくも指導をしてしまうからです。

通信講座の受講生が対象のスクーリングなので、私のような人間が教えても、許して頂けるかなと思っています。

大阪のスクーリングは5年目ですが、行きの新幹線の中では、決まって次のようなことを行っています。

参加者の申込用紙を手にとって …

「○○ちゃん、今日から3日間、宜しくお願いします」

人数分だけ、ぶつぶつ独り言を言います。これをしないと、自分の指導が、初対面の子供たちに伝わらないような気がしてならないのです。

5年間続いている、私なりの、指導前の儀式です。

■1日目

子供たちが、今までの人生で出会ったことがないような、体操の弘道お兄さん以上の、最上級の優しいお兄さん(本当はオッサンだけど)に、私はなりきっています。

我が子にも、妻にも見せたことがない笑顔なんです(笑)

出来たら出来たで、一人ずつ誉めちぎって、お祭り騒ぎです。出来なくても「君なら絶対に出来るよ」と言い続けます。

1日目で子供たちのハートをギュッ!と掴めるように心掛けているのです。

■2日目

前日と打って変わって、優しさと厳しさが50:50の授業になります。

羞恥心が残るコーナーは優しく、規律を守らなければならない集団行動では、厳しい態度に変わります。

1日のプログラムは、分刻みで5コーナーありますので、緊張と弛緩が目まぐるしく入れ替わるのです。

最初は戸惑いますが、殆どの子供たちが、やがて、その場の空気が読めるようになり、気持ちの切り替えが出来るようになります。

個人発表などは、出来る子供から順に指名されるので、引っ込み思案でも、自信がなくても、場の雰囲気に釣られて、出来ちゃったりもします。

皆が次々と出来るので、自分も出来るはずだという、いわゆる集団催眠の状態です。

■3日目

最終日は、とても厳粛な雰囲気です。私はニコリともしません。

でも、私は子供たちの目を見ながら「私は君を信じているぞ〜」という強い念を送っています。

出来ないことが出来ても、今までの、お祭り騒ぎのような派手な誉め方ではなく「よく頑張った」の一言しか言いません。

それに対して、満面の笑顔で「ハイ」と答えてくれます。

私は、この笑顔が見たくて、大阪まで来ているのです。

私も、同じ年頃の子供を持つ親ですので、我が子を何とかしたいと、私に託す気持ちは、痛いほど分かります。

大阪から東京の教室へ通うことは不可能なので、お付き合いはこの3日間限りです。

3日間で3万円の授業料です。決して、安くはありません。2万円の価値しかないと思われたら、私の敗北なのです。

なので、私は3日間とも真剣勝負でした。

私が大阪の子供たちにかけた魔法は、既に解けた頃だと思います。

魔法が解けて、現実の世界に戻っても …

「やってみたら、出来たよ」

という事実は消えずに残っています。

これから入試までの3ヶ月間は、山あり谷ありの連続でしょう。

お子さんが、自信を喪失することもあるはずです。その時は …

「あなたが頑張って出来たことは、お母さんは見て知っている」

と言い続けてください。

残念ながら、私は何もお手伝いをすることが出来ません。

今後の受験の重圧で、教え子の心が曇ったり、歪んだりしないように、ひたすら祈るだけです。

君たちとは受験とは関係なく付き合いたかった。(これは本音です)

それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

※私なりの指導法なので、個々の先生によって教え方は異なります

(メルマガ担当:上田トモヤ)


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