小学校受験はエスポワール

 

 (第160回) 嘘をついたら鏡の前に立たせる

おはようございます。

今日は何を書こうかな。

昨年にエスポワールを卒業して、立教小学校に入学した男の子がいました。

お母様は躾にとても厳しく、子供が嘘をついた時には、交番まで連れて行き、お巡りさんに懺悔をさせていました。

子供って、しょうもない嘘をつきますよね。

絶対に嘘をついてはならないと、厳しく言いつけている親もいますが、私は全ての嘘に対して、自分の子供を叱ったりはしません。

嘘にも幾つかの種類があるので、それに応じて態度を変えています。

●自分のプライドを守るための嘘

園での粗相を嘘で誤魔化した場合は、正直に言うようにたしなめますが、嘘をついたことに対しては叱りません。

●相手を思いやるための嘘

この嘘は、積極的に奨励しています。

お呼ばれして、ご馳走になったときには、美味しくなくても …

「とても美味しかったです。ご馳走様でした」と言わせています。

おいとまするときは、さほど楽しくなくても …

「今日はとても楽しかったです。ありがとうございました」と言わせています。

全ての嘘をいけないことにしてしまうと、人間関係を円滑にすることができません。大人でも同じですよね。

私の口から出る社交辞令の半分は嘘ですから。

だから、自分のことを棚に上げて、子供に偉そうなことは言えないのです。

但し、次の2つの嘘に対しては叱ります。

一つ目は、悪事を隠すための嘘。

二つ目は、保身のための嘘。

私の叱り方は、子供をウォークイン・クローゼットの中へ連れて行きます。

そこの1面は大きな鏡張りになっているので、その前に立たせます。

「太郎(仮名)が嘘をついているかどうかは、鏡に映っている自分自身が一番よく分かっているんだ。鏡の中の自分に向かって、もう一度、同じことを言ってみなさい」

人間は不思議なもので、自分以外の第三者には、平気で嘘が言えても(鏡の中の)自分には嘘が言えないのです。

だから、私は「閻魔様に舌を抜かれる」とか「イエス様が見ている」とか「仏様が見ている」など、第三者から制裁を受けたり、見られているから、嘘は止めなさいなんて言いません。

「神仏が見ている」を使うのは、バスや電車の中で「あのお兄さんが、怖い顔で睨んでいるから、騒ぐのを止めなさい」と言って、子供を叱るのと同じです。(注)

だから私は、鏡の前に立たせて「常に、自分の中の自分が自分を見ている」という躾をしています。

「自分がやったことは、自分が見ている」ってね。

「自分の中の自分に恥ずかしくない生き方をしろ!」って言ってます。

宝塚歌劇団で有名な …

「清く正しく美しく」

っていう言葉がありますよね。

これは、上田家の私の代からの家訓でもあります。私が勝手に決めました。

「清く正しく美しく」生きていくことができれば、たくさんの素敵なことが伴ってくるよね。

この言葉の意味は、息子や娘には難しいので、もう少し大きくなったら説明するつもりです。

それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

(注)イエス様や仏様が天などの外からではなく、自身の心の中にも神霊や分霊として宿していて、その心が見ているという解釈でしたら、怖いお兄さんと同列ではありません。

(メルマガ担当:上田トモヤ)


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