小学校受験はエスポワール

 

 (第124回) 母親の品格

おはようございます。

今日は読者の皆さんに1つ問題を出します。

保護者面接の場面だと思ってください。

私が質問をしますので、携帯から目をそらして頭の中で答えてから続きを読んでください。

「食事で大切に思っていることは何ですか?」

自分なら面接で何と答えるかを考えましたか。

面接なので瞬時に答えてね。

読者のパパも考えてください。

考えたら、この先を読んでください。

これは昨秋に行われた、雙葉小学校の母親面接での質問です。

エスポワールでは保護者面接の練習はありませんが、私が別の幼児教室にいたときに、模擬面接の試験官を担当したことがあります。

延べで数百人の保護者に質問をした経験があります。

質問者の立場になって、同じ質問を何度も繰り返していると「あっ、この人には品格がある」とか「この人は平凡だな」とか「この人はダメだね」と見えてくるものです。

最も多い回答は …

「食事で大切なことは、嫌いな食べ物を残さずに食べさせることです」

実は皆が同じようなことを言っているのです。

似たような回答例を挙げると …

「お行儀良く食べさせることです」

「栄養のバランスを考えた食事を出すことです」

「テレビを消して食事をすることです」

「家族全員が揃って食事をすることを心掛けています」

大体100人いたら90人くらいが、この5つの回答に入ると思います。

今回は雙葉からの出題ですが、試験官を経験した私の予想だと、好印象だったお母様の多くは次のように答えたと思います。

私は雙葉の試験官ではないので勝手な想像ですが、ポイントは突いていると確信しています。

母「食事で大切に思っていることは、娘にテーブルマナーを守らせることです」

試「ほほう、それはどうしてですか」

母「テーブルマナーは、人としての最低限のたしなみですので、幼児でも例外だとは考えておりません」

実際に合格した人には、いろいろな回答があったかと思います。

学校側は、常日頃から何を心掛けて“躾”をしているのかを聞いているだけなのです。

それに対して、食事で大切なことの一番にテーブルマナーを挙げられるお母様には、母親としての「品格」が備わっています。

逆に子供のテーブルマナーを見るだけで、その場に母親がいなくても母親の品格が見えるのです。

雙葉小学校では何年かに一度は、おままごとセットで配膳をさせて、食べさせる格好をさせます。

毎年、田園調布雙葉小学校では、実際にお弁当を持参させて食べさせています。

食事前の手洗い、食事前のご挨拶、正しい箸の持ち方とお行儀の良い食べ方、正しいお片付けとお弁当包みの方法、食後のご挨拶などを見るのでしょう。

そして、面接で母親に「食事で気を付けていることは何ですか」と聞かれます。

昨秋の青山学院と桐朋小学校、早稲田実業では、お弁当包みが出ました。

東洋英和女学院では、母親ではなく父親に「食事のマナー」についての質問がありました。

日本女子大豊明小学校では配膳をさせました。

エスポワールでも繰り返し、お弁当包みや配膳、箸の取り方や持ち替え方、箸をつける順番などの授業を行っていますが、最初からできていたお子さんは少数派です。

実は最初からできていたお子さんに限って、名門の難関女子校に受かりやすい傾向があるのです。

エスポワールの「付け焼き刃作戦」は、あまり通用しないのかもしれません。

それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

(メルマガ担当:上田トモヤ)


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