小学校受験はエスポワール

 

ホンモノの世界

毎週、「今週の学習計画」にコラムを書いていたので、メルマガを書いているような錯覚に陥ってしまい発行が遅れがちになってしまいました。今後は気をつけて、なるべく短い間隔で発行したいと考えています。

ここ数年、ニートという言葉を聞くようになりました。ニートとはNot in Employment, Education or Training  の略で、90年代末の英国で生まれた言葉だそうです。職に就かず、学校にも所属せず、職業訓練にも参加しない若者を指すそうです。世間でよく言うフリーターとの違いは、フリーターは定職に就かず、アルバイト稼業で生計を立てているのに対してニートは全く働く意欲が喪失している状態だそうです。引きこもりもニートに含まれるようですが、単に引きこもりではなく高校や大学、大学院を卒業した直後にニートになる若者も年々増加しているそうです。内閣府の調べによるとニートの数は約85万人で年間4万人も増え続けているそうです。

ニートについてインターネットで調べていたら、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」のHPに労働政策研究報告書No.6『移行の危機にある若者の実像』−無業・フリーターの若者へのインタビュー調査(中間報告)−という全232ページの研究報告書があり一日中むさぼり読んだのですが、ご興味がある方は是非覗いてください。

この報告書には、首都圏の高学歴層の親は大学教育を受けることが自明の前提となっていて、教育に関する関心は高いのですが、教育と比較すると職業に関しては子供に示したことは少ないとあります。

確かに学校や塾での成績や、全国模試の順位には特別な関心はあっても、将来の職業については親子で話し合う機会は少ないと思います。仮に子供になりたい職業を聞いたとしても、所詮小学生なので、あまり将来に関心も知識もなく、男の子なら「社長」「医者」「弁護士」「お巡りさん」、女の子なら「モーニング娘。」「スチュワーデス」等としか言わないでしょう。また、なりたい職業は変化しやすいし、職業選択は遠い未来の話なので9歳や10歳程度で話し合う必要すら感じません。

私の小学生時代は父親が欧州系の航空会社に勤めていたので、物心がついたときから身近に航空機の模型やカレンダーがあり、会社から持ち帰るものは飛行機がらみの物が多かったです。ある日、離陸から着陸までの間をずっと機長席の後ろにある補助席に乗せてもらえる機会がありました。その強烈な体験から、何が何でもパイロットになってやるという夢は、裸眼視力(1.2必要)が足りずに航空大学校の受験を諦めた高校2年まで続きました。結局、パイロットの夢は叶いませんでしたが、その強烈な体験が人生を左右し、目標達成に向けて突き進む原動力となりました。

愚息はまだ2歳ですが、小学3年生くらいになったら、テレビや本で知る職業ではなく、私の体に電流が流れたような強烈な体験は無理だとしても、生きたホンモノを見せてやりたいと、今からワクワクしながら考えています。その方が意欲的に目標を目指すことができ、勉強をしなさいと言わなくても、必然的に学習意欲が高まると思うからです。

裁判官や検事、弁護士の司法の世界もナマで見せたいと考えています。小学校を1日だけサボらせても、裁判を親子で傍聴したいです。勿論、教育上問題がある裁判もあるので、法廷の入口にある開廷表(裁判の予定表)を吟味して影響のないものを選ぶつもりです。各地の弁護士会でも小学校高学年向けにこの種の企画があるところがあるそうです。

立法府の世界もナマで見せたいです。国会は小学生以下の傍聴はできないので、知り合いの代議士に頼んで議員会館を訪問させてもらい、議員会館地下の売店で国会グッズを買い求め、更に代議士から通行証を借り受けて、議員会館の地下から国会議事堂に抜けるトンネルを通り、議事堂地下の食堂で親子でランチを食べたいです。子供にしたら学校で相当自慢できるかなと思っています。旧知の代議士には申し訳ないけれど、たぶん、国会へ行っても議員になりたいとは思わないでしょう。

医者の世界もナマで見せたいです。神奈川県の葉山町に徳洲会系の病院「葉山ハートセンター」があります。NHKのプロジェクトXで世間的に有名になった心臓バチスタ手術の須磨久善先生(今年の4月に葉山ハートセンター院長を退任)が『子供見学会』を主催して、医師を目指す小学4年生から中学生までを対象に4月〜12月の月1回(毎回10名・予約制)で招待しています。講義を受けた後に大画面スクリーンで心臓手術の様子をライブで見学します。医者の中にはそんなものを見せてどうするんだという意見があるそうですが、大勢のスタッフが一人の命を救うために懸命に働いている様子を見て「命」の尊さを肌で感じる子供が多いそうです。須磨先生が退任後もこの企画は続いています。病院正面に相模湾が横たわり、そこにそびえる富士山は絶景です。特に空気が澄み切った冬の富士は実に見事です。

テレビがあまり好きではない私が唯一見ているバラエティ番組があります。それは日本テレビ系列の「世界で一番受けたい授業」という番組で、各界の著名人が素人に分かりやすく教えてくれるミニ講座です。難しい専門分野の話を面白おかしく教えてくれるので毎回テレビに釘付けです。テレビを見ながら、各界の有名な先生がエスポワールで授業をしてくれたらいいなと常々思っています。どんなに楽しい授業も、幼児には難しいし、幼児の記憶は忘れやすいので勿体ないです。いつの日かエスポワールに勉強を一切教えない“課外授業専門”の小学部を作り『世界で一番受けたい小学生のための講座』を開講して、視野が広く、モチベーションの高い、ニートとは無縁の子供を育てたいと考えています。

(メルマガ担当:トモヤ)



ホームページのトップに戻って他の記事も読んでみる


Copyright(C) 2010 ESPOIR Corporation All Rights Reserved.