小学校受験はエスポワール

 

モジモジちゃん

ホームページでの情報提供が主体だったエスポワールが、実際に生徒さんを預かったのは、今から2年3ヶ月前の平成14年7月28日でした。年長さんが2クラス19名、年少さんが1クラス5名で4日間の「人見知り対策講座」を開講しました。メルマガ読者の中に人見知りに悩む親がとても多かったので、私の力で何とかなるのならと4日間限定の講座をメルマガで呼びかけたところ、あれよあれよという間に子供たちが集まってきました。その後、エスポワールがしつけ教室となるきっかけとなった講座です。

お受験は、どんなに成績が良くても、モジモジしていたり、人見知りだったりすると、陰気なオーラが漂い、間違いなく不合格になります。実際にそのようなオーラの子供を好んで選ぶ学校などは存在しません。何故なら、学校側が選び放題の買い手市場なので、おませで明るいオーラの漂う子供たちが好まれるからです。

当時の記念すべき、お申込みの第1号は東京都の東部にお住まいの年少さんのお嬢さんでした。『受講して大きく変わった点は挨拶の声が大きくなっただけで(モジモジは直らず)実はもっと変わってくれるかなと期待していました』という感想でした。『最終日の模擬面接では教室の窓越しに覗いて、娘が上手に答えていない様子だったので、少しガッカリしてしまいました』とも書いてありました。

殆どのお母様から子供が4日間で大変身したとあったので、私は鼻高々で有頂天になっていたところ、効果が薄いとあったので大いに落胆したのを覚えています。確かに効果が薄かったのは事実でした。自信がない質問に対しては黙って首を傾げて「ふにぃ〜」と照れ笑いをして誤魔化していました。4日目の最終日になっても直らなかったので、大いに焦ったのを覚えています。

申し訳ない事をしたなと思っていたら、その3ヶ月後の11月に開講した第1期生の新年中クラスの生徒として再び入室してきました。この日から私の、そしてエスポワールとしてのプライドを掛けたリベンジの始まりでした。

そして、時が過ぎて、リベンジを誓った日から丁度2年後の昨日、お母様から六本木の女子校に合格したという吉報が届きました。今年の9月過ぎから、やや自信をなくし気味だったのでとても心配していましたが、入試ではきっと素晴らしいオーラを振りまくことができたのでしょう。2年経った今では何処の小学校でも欲しがるような素敵なお姉さんになりました。

合格できたことは心底嬉しいし、とても良かったと思います。しかし、実際の入試は水物なので全てがこのようにうまくいくとは限りません。このメルマガの読者の中には既に受験された全校で全滅した方も少なくはないと思います。中学校受験と同じく成績順に合格できるものと勘違いして、日々是勉強と、学習オンリー、ペーパーオンリーの大多数の方が、志望校判定では合格圏だったのに、とか模試では常に上位だったのに、なぜ合格できなかったのかと狐につままれている気分だと思います。

中学校受験なら第1志望校だけに合格して、滑り止めの第2志望校、第3志望校、第4志望校、第5志望校が不合格になることは、まずあり得ません。第1志望校に合格する学力があれば、それ以下の滑り止めは順当に合格するものです。中学校受験は学力順に合格するので番狂わせはありません。そのため、偏差値70の子が偏差値60・50・40の学校に落ちるわけがないのです。

ところが、幼稚園や小学校受験は学力順に合格するのではなく、学力と子供の個性と親の諸々のバックグラウンドと試験日の子供の体調やその日の運が絡み合って合否が決定するので、雲の上の第1志望校になぜか合格して、知名度がなく聞いたこともないような第4志望校や第5志望校に落とされることも日常茶飯事です。いろいろな要因が絡み合うものなので、私は模試のコンピュータ合格判定なんて全く信用していません。幼稚園や小学校の都合で好き勝手に選ぶからです。

これは大学卒業後の就職活動や入社試験と同じです。商社希望の学生に「三菱商事模試」とか「三井物産模試」なんていうものがあったら信用して受けますか。一般教養試験のみで、「三菱商事の合格率75%で合格圏内です」という判定を見て信じますか。まずは誰も信じないと思います。それは、会社は一般教養試験のみで入社を決めないからです。商社は一般教養ではなく“色々な要因”で合否が決まりますよね。それは、幼稚園や小学校入試と何ら変わりません。世界的に有名な商社に入社するには戦略も必要です。エスポワールの受験戦略は“精神年齢の高い子供、存在感というオーラがある子供”です。それなりの学力も当然に必要ですが、合格者は5人に1人、10人に1人の厳しい競争倍率を勝ち抜かなければならないので、コネもツテもないのであれば、ある意味で人一倍に、欲しいと思われる子として目立つ必要があります。

さて、運悪く全ての学校からご縁が頂けなかった方にお話しします。本当にお受験は水物です。また、この世界ほど絶対などという言葉はありません。なぜ我が家だけに不幸が訪れるのかと嘆いているかも知れませんが、競争率を見てのとおり、絶対的に多数の方にご縁がありません。競争率が10倍なら、1名が喜び9名が泣くことになります。人気(高競争率)の小学校を3校受けたら、確率的にほぼ全滅します。運が良かった方を除く多くの皆さんが同じ境遇だと思いますので、自分だけが不運だとか、我が子が不憫だとか思わないでください。

このメルマガと長いお付き合いの読者ならお分かりだと思いますが、私立幼稚園や私立小学校受験は入るための努力は必要ですが、お子様の人生の1つの節目に“チャレンジ”するものであって、それが人生の全てではないということです。

(メルマガ担当:トモヤ)



ホームページのトップに戻って他の記事も読んでみる


Copyright(C) 2010 ESPOIR Corporation All Rights Reserved.