小学校受験はエスポワール

 

続・イジメと対策

暫くぶりのメルマガになりました。私は昔から張りつめた緊張感から解き放たれると、どっと疲れが出ることがあります。この秋の受験が始まった途端に1年間の疲れが一気に出てしまいました。その為、メルマガに書く話題が全く思いつかずに臨時休刊になった次第です。

85号のメルマガに「しつけ・教養講座」(年長)の通常授業を30分ほど割いて就学後のイジメ対策を取り入れますと書きました。その後、9月第3週のカリキュラムを変更して15分だけ組み込みました。

幼児は言葉で道徳を説いても通じることが少ないので、のぶこ先生の発案でペープサートを利用しました。ペープサートとは幼稚園や保育園で見かけたことがあるかもしれませんが、絵を描いた紙型に棒を付けた人形劇です。この劇の中で外国人やメガネを掛けた子供、太っている子供など、幼稚園や小学校で、いじめの前兆となる、からかいの対象となりやすい子供たちが登場します。そして、劇を観た後で、いじめられた子の気持、いじめている子を見た時の対処法、自分がいじめられたときの対処法を子供たちと一緒に話し合いました。

何事もやってみなければ分からないもので、このテーマは子供たちにとって最も興味があることだと知りました。今までのエスポワールのどの授業よりも真剣な眼差しなのです。そして、「先生、私いじめられたことがあるの」とか「僕はいじめられたこともあったし、いじめたこともある」との発言もありました。いじめとは無縁そうな真面目で優等生の子までも「夏休み前まではいじめられたけれど、休みが終わったらなくなった」と言い出したのです。一番多いのは、体型やメガネ、言語などの身体的特徴や言動をからかわれることで、次に多いのは意味のない仲間外れです。実に多くの子供たちが体験していたことを知り驚きました。

昔は兄弟も多く、また年齢を超えて近所の子供たちが公園などで遊んでいましたが、最近はひとりっ子が多く、そして近所の子供たちと遊ぶこともないようです。その為、両親しか見えない生活の中で、個性というものを全く知らずに幼稚園や保育園に入園します。その幼稚園や保育園で自分の世界とは違うものに出会ったときに、異質なものとして捉えてしまうのでしょう。そして、生理的に排除しようと働くのかもしれません。

この授業を通して、一番嬉しかったことは、全ての子供たちが人をからかうことが悪いことだと理解してくれたことと、からかわれた時に毅然とした態度をとる術を身に付けてくれたことです。一番悲しかったことは、「からかわれた時は最初に幼稚園や保育園の先生に言いなさい」と言ったら、ある子が「先生に言っても変わらなかったよ」と言ったことです。

メルマガ読者の皆様もこの機会に子供をギュッと抱きしめながら、からかわれたり、からかったりした経験があるか尋ねて下さい。もしも、あるのならそのことについて話し合いましょう。子供は親から道しるべを示されると正しく行動することができます。道しるべがないと彷徨(さまよ)います。

(メルマガ担当:トモヤ)



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