小学校受験はエスポワール

 

イジメと対策

この時期になるとエスポワールにもいくつかの小学校から営業を掛けてきます。特に首都圏や関西圏の新設校や競争率が芳しくない小学校は熱心です。営業内容は、ホームページにバナー広告を貼って欲しい、弊校の特集を組んで欲しい、パンフレットを教室の目に付くところに置かせて欲しい、幼児教室向けの説明会に出席して欲しい、校長先生のインタビューに来ませんか等です。

協力させて頂いた場合にはエスポワールにどのようなメリットがありますかと聞いても、「それは・・・ございません」と言うので丁重にお断りしています。なんか利用されっぱなしのようなので乗らないことにしています。学校説明会のような美辞麗句でなく私が知りたいことを教えてくれるのなら話は別です。

さて、今週のお題は前回に予告した通り、イジメについてです。

これは深刻な問題ですが、私は基本的にイジメのない学校は存在しないと考えています。小学校へ入学すると「○○君にぶたれた」とか「△△君に突き飛ばされた」と泣いて帰ってくることがあります。親はイジメられたと思うかもしれませんが、イジメではない場合もありますので注意が必要です。「A君がB君の上履きを踏んで、B君がA君をぶった」これはイジメではなくアクシデントです。「C君がD君の悪口を言ってD君とC君が取っ組み合いの喧嘩になった」これもイジメではなくアクシデントです。今も昔も子供の世界にはよくあることで誰もが何度か小学校時代に経験することです。親にとって子供が泣かされることは無性に腹の立つことですが、これらは目くじらを立てるほどのものではありません。

イジメとは集団または個人から執拗に繰り返し危害が加えられたり、無視されることを指します。

幼児期や小学校低学年に起こりうる主なイジメは、2〜3人の少人数グループによる仲間外れや粗暴な子供から繰り返し危害が加えられたりすることです。この年齢では幼すぎるので集団暴行や大規模な仲間外れは考えられません。

一番危険なのは小学校中学年です。相手を思いやる気持ちが育たないうちに、中途半端な知恵が身についているので余計に厄介です。髪の毛が薄い子がいれば、面白がってからかいます。次第にそれが集団となり、執拗に繰り返されます。ターゲットになるのは稀少な存在の子供です。クラスでたった一人だけ髪が薄かったり、太っていたり、眼鏡だったり、色が黒かったり、口数が少なかったり、お友達がいない等です。この手のイジメは今に始まったことではなく大昔からありますが、初期に先生が対処すれば再発はしません。しかし、先生自身がなめられていたり、見て見ぬ振りをすると手や足が出たりと過激になります。

また、2〜3人の少人数グループによって持ち物を強奪されたり、隠されたり、盗まれたりするのも中学年の特徴です。これは悪戯になりますがイジメに発展する場合もあります。

女の子の場合は○○ちゃんグループなるものが生まれて、男の子に人気のない子がターゲットになり、その子を無視したり、物を隠したり、男の子にイジメるようにそそのかしたりします。

あれこれと自分で書いているうちに恐ろしくなりました。実際にはこのようなことは少ないと思います。しかし、皆無ではないでしょう。少ないけれど、兄弟姉妹のいない子供が多くなったので手加減を知らないだけ陰湿かもしれません。

また、いつの時代でもこのようなトラブルに無縁の子供もいます。小学生の間では、口が達者だったり、知識があったり、精神年齢が高かったり、スポーツが万能だったりすると攻撃の対象にはなりません。特に男の子の場合は身体能力が高いという理由だけで女の子にもてたり、学級委員長に推されることもしばしばです。しかし、身体能力だけで推されるのは小学校だけで中学校の学級委員長は勉強ができる子に代わります。

私の時代は、と言っても東京オリンピックのちょっと前に生まれた世代なので喧嘩や悪戯はありましたが、イジメなどはありませんでした。もしかしたら、世代ではなく、少人数学級の2クラス編成だったので仲良く平和に過ごせたのかもしれません。私より若く30代の方は金八先生やスクールウォーズ、積み木くずしの世代でご苦労されたのだろうと思います。

いつの時代でもイジメの対処法はただひとつ。それは子供が毅然とした態度を取ることで防げます。それと、先生や親に知らせる勇気を持つこと。そして、親はアクシデントなのか本格的なイジメなのかを見極め、イジメなら学校側と一緒に解決することです。学校によってはスキャンダルが嫌いなので迅速に対応するとは思いますが、学校側が非協力的なら子供の心の傷が深くならないうちに転校することです。

最近は親ばかり見て育ったひとりっ子が多いので、お友達からの不当な扱いに対する免疫がないためにパニックに陥りやすくなります。そして、いじめる側は概して家庭や学校ではとても良い子として振る舞っているので表沙汰になりづらく、とても厄介です。今年の年長さんのクラスでは不当な扱いに対して、毅然とした態度をとれるように、繰り返し練習する機会を設けました。効果のほどは後日ご報告します。

(メルマガ担当:トモヤ)



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