小学校受験はエスポワール

 

今年の面接では、父親が注目の的になります

私は過去のメルマガやブログで繰り返し、小学校受験に合格するためには一定以上の学力と、そのご家族が学校のカラーに合致していることが重要だとと書いてきました。ところが、この秋の入試から様子が変わりそうです。

昨年11月27日のブログ(12日目)に、来年には、銀行から運転資金を借りている自営業や中小企業の経営者は会社存続の危機に見舞われ、サラリーマンにもリストラの嵐が吹き荒れるだろうと書きました。現時点では、直接的な影響を受けなくても、明日は我が身かもと心配しているご家庭では、私立小受験を回避して、中学受験へシフトするご家庭も増えてくるとも書きました。実際に、そのようになってきましたね。更に、「幼児教室も少ないパイの奪い合いになるので、バタバタと倒産するか、事業を大きく縮小しなければならないでしょう」と予測しましたが、これも、間もなく現実的になりそうです。

某中堅私立小学校の先生から情報提供があったのですが、中途退学者がジワジワと増えてきて、相当な危機意識を持っているようです。過去の不況では、自営の失敗や、構造不況と言われている業種に関わっている方が辞めましたが、今回は特定の業種だけではないそうです。ちょっと前までは、小学校受験で有利な職業だった銀行員、外資系証券会社、生損保会社、放送局、新聞社、航空会社、大手百貨店でも、今では決して安泰とは言えません。

それでも、私立小学校の学費を1ヶ月換算にすると10万円弱なので、給料が何割もカットになっても払えない額ではないと思います。夏期講習と直前講習に100万円も注ぎ込むような皆さんですからね。幼稚園に兄弟を同時に入園させただけでも、月に10万円近くになるので、それ程大きな出費ではありません。(リストラなら別かな・・・)

ところが、知り合いになった私立小学校の先生に、リーマンショック前後の各幼児教室のホームページのカウンター数を集計したデータを教えたら、かなりのショックを受けたようです。私は業界全体で今期は25%の売上げが減少し、受験者数は今年で10%、来秋では20%は減ると予想をしています。最も、そのしわ寄せが来るのは、学校に何ら特長もなく、競争率も低い小学校でしょう。受験者減は10%では済まないと思います。また、人気校は競争率が8倍から7倍になったところで、その影響は受験料収入が少しばかり減る程度なので、その他の影響はありません。しかし、倒産、リストラ、破産などによる中途退学のリスクは例年以上に増します。

まとめです・・・

*幼児教室業界全体での今期の売上げ(年少〜年長)は25%ほど減少するでしょう
*これは、今年で10%、来年は20%程度の受験者数の減少を意味します
*元々競争率の低い小学校は定員割れになり、将来的には閉校になる可能性があります

人気校でも、収入の安定度を見極めるようになるでしょう。共働きの場合は、生活を支えるためと、キャリアを生かすためでは、印象は大違いです。面接での説明如何では、バッサリと切られることも十分に考えられます。

今年からの面接は侮れませんよ。この家族は不況でも生き残ることが出来るかどうかをじっくりと観察されます。特に一家の大黒柱である、父親の言動には厳しい眼差しが向けられます。安泰なのは、医師や弁護士などの国家資格を持つ方や、中央官庁の上級職公務員、国立大学の教授くらいでしょうね。それと、住職も安泰かな。

私立小学校は、学校法人という冠が付いているだけの民間企業ですので、企業存続のためには、面接で父親の資質を見抜こうとします・・・

子(学力と品格)
母(学校との相性)
父(資質や将来性)

・・・と、この3拍子が揃わないと、合格は厳しい時代となりました。去年までは肩書きが経営者(代表取締役)なら、規模の大小に関係なく重宝がられていましたが、今年からは、父親の将来性まで、じっくりと見られるのです。サラリーマンでも同様です。会社を去った翌日から職安に通うような人なのか、それとも自分を活かせる能力を持ち合わせているのか・・・。私は無能なので、全く人ごとではありません。

(エスポッポ倶楽部:上田トモヤ)


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