小学校受験はエスポワール

 

幼児教室は、大散財をさせても責任は取りません

今日は小学校受験の怖さについて書かせて頂きます。皆さんにとっては、お子さんがお一人なら、人生で最初で最後の「お受験」経験になりますよね。見るもの聞くものの全てが、未知のことばかりです。愛する子供には出来る限りのことをして、受験に臨もうと思うのは当然のことでしょう。

ここでは、一般的なケースをご紹介します。まず最初に、うちの子供が幼稚舎や学習院、白百合、聖心などに入ってくれたら嬉しいなと、親は夢を抱きます。そこで、インターネットで塾を調べます。幼児教室のことですね。

入室が決まった幼児教室の最初の面談では、親の口からは志望校として、超ビッグネームの校名が次々と候補として出てきます。幼児教室の先生はそれを笑顔で聞きながら・・・

「一緒に頑張りましょう」

と言います。そして、ペーパーの授業が始まります。子供には、予備知識がないので、暫くすると行き詰まります。

これはマズイと考えた親は、またまたインターネットで調べて、個人指導の先生に習うのも“常識”らしいと知り、指導を仰ぎます。運動が苦手だと知ると、またまたインターネットで調べて、お受験体操教室にも通わせます。やがて、春休みになると、何の疑いもなく春期講習に参加します。しかし、その甲斐もなく、ゴールデンウィーク明けの模試では、超ビッグネームに合格するには、ほど遠い成績に愕然とするのです。

5月の学校説明会に参加して、焦りは一層強くなります。不安で押しつぶされそうになっているときに、心の中を読まれているような、ピッタリのタイミングで、志望校別対策の夏期講習のお知らせが幼児教室から届きます。そこで、ビッグネームの小学校に合格させたい一心から、藁にもすがる思いで、たくさんの講座を取りまくります。夏休みに毎日幼児教室へ通うと、親は、それだけで目的を達成したかのように大満足です。

この勉強をしているような、(錯覚だけれど)充実感に浸っている、そのまたピッタリのタイミングに、9月10月の直前講習のお知らせが届きます。幼児教室の通常授業は既に7月で終了しているので、9月10月はスペシャル料金の直前講習に申し込むしか、道は残されてはいません。これは、幼児教室業界で長年に蓄積された、集金システムのノウハウなのです。

ところが、夏休み明けの模試でも、志望校にはほど遠い成績には変わりがありません。どんなに大金を使って講座を取りまくっても、成績は微動だにしないのです。思い余って、幼児教室の先生に相談すると・・・

「この成績では、第1志望校は無理でしょう。お子さんには、(中堅校の)△△小学校か、(想定外校の)××小学校を受験することをお勧めします」

とアッサリと言われてしまいます。1年前には、「一緒に頑張りましょう」と言ってくれた先生にです。

最終的には、高望み校としての○○小学校、1年前は受験することさえ考えもしなかった(中堅校の)△△小学校、そして、1年前は、学校名さえも知らなかった(想定外校の)××小学校の3校を受験します。

その結果は、志望校=残念、中堅校=合格(または残念)、想定外校=合格で、1年間の受験戦争が終わります。

毎年毎年、大多数のお子さんは、この通りになります。大散財をしても、しなくてもです。幼児教室の“業界”は、この繰り返しで1年が終わるのです。華美な合格実績を参考にして、真剣に幼児教室選びをしてもです。(夏期・直前講座の売上げノルマのある)室長先生を信頼して、言われるままに、数多くの講座を取ってもです。

都合の良い「お客さん」にならないためには、どのようにすればよいのか、ペーパーの実力を上げるには、どのようにすればよいのか、難関校を攻略するには、どのようにすればよいのか、また、(これが一番大切なことですが)どのように小学校受験と向き合えばよいかは、今までに何度も書いてきました。見失いつつある人は、今一度、読み返してくださいね。

(エスポッポ倶楽部:上田トモヤ)


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