小学校受験はエスポワール

 

子供を誉め続けると、予想もつかない展開があります

別宅のPCを起動するたびに青い画面になって固まってしまい、使いものにならなくなっていました。そのため、帰京してからブログを書いています。遅くなりまして申し訳ございません。

家庭学習を続けている親は気付いていますが、子供が苦手にしている概念が解るようになると、とても嬉しいですよね。息子も、大の苦手としていた「点図形の模写」が、ある日突然にサクサクと出来るようになったときは、嬉しくて涙が出そうになりました。私が大喜びをしているので、その私の姿を見た息子も幸せそうにしています。親の気持ちは伝わっているので、息子は再び親を喜ばせようと、無意識のうちに奮起するのです。

世の中には、自分で教えずに、幼児教室や個人の先生に丸投げする親もいます。教える自信がなかったり、教えるのが苦手なために任せるのです。無理に教えることで、子供を傷つけたり、精神を病ませてしまうのなら、それは仕方がないことだと思っています。しかし、人に任せると、ついつい誉めることを忘れます。先生に「○○ちゃんは、苦手だったシーソーの問題が解けるようになりましたよ」と訊かされても、「全て先生のお陰です。ありがとうございました」と、先生に感謝を捧げるだけで終わってしまいます。出来て当たり前だと思っているので、頑張った子供をなかなか誉めようとはしないのです。それは、今まで解けなかったことが、情けないことだと思っているからです。子供が頑張っている間は、喫茶店でお茶を飲みながら、読書をしているので無理もありません。

家庭学習の親は、子供の日々の成長を肌で感じているので、その頑張りを誉めずにはいられないのです。ところが、教えていない親の頭の中は、秋の入試のことしか考えていないので、一つ一つのことは、どうでもよいことだと思っています。だから、心の底から誉めることはありません。誉められれば、再び誉められたくて奮起します。しかし、実の親から誉めてくれなければ、ダラダラと勉強するだけでしょう。先生にどんなに誉められたところで、親が発する言葉には敵わないのです。お子さんの成績も掛ける時間の割には伸びないと思います。「うちの子が他のお子さんのように賢かったら誉めるわよ」と、思っている親もいることでしょう。しかし、これだけは言えます。勝手に賢くなるお子さんは誰一人もいません。賢いから誉めるのではなく、誉めるから賢くなるのです。

我が家の例で申し訳ないのですが、知ってもらいたいことがあるので書かせて頂きます。息子が年中だったある日に、東京メトロの路線図を持ってきて、ある駅名を指さし、「この漢字は茗荷谷(みょうがだに)って読むんでしょ」と、私に言ってきたのです。自宅の最寄り駅は、丸ノ内線の茗荷谷ですが、それがどのような漢字かは知らないはずなので、きっと母親に教えてもらったのでしょう。私は「こんなに難しい漢字が読めるのか、凄いな。さすがパパの子供だ」と、誉めちぎりました。ビッグハグをして、頭を撫でて、子供が赤面するくらいに誉めました。

すると数日後、再び東京メトロの路線図を持ってきて、「丸ノ内線の全部の漢字を覚えたよ」と言うので、試したところ完璧に覚えていたので、私が知る、あらゆる誉め言葉を使って、めちゃくちゃ誉めちぎりました。私に誉められたいがために、一生懸命に覚えてきたのです。それから暫くの後に今度は、「東京の地下鉄の漢字を全部覚えたよ」と言ってきましたので、誉めちぎりました。ついには、「東京を走る全てのJRと私鉄と地下鉄の漢字を覚えたよ」と言ってきました。完璧ではありませんでしたが、殆ど覚えていました。

これだけの数の漢字が読めるようになると、日常生活で出てくる漢字が普通に読めるようになってきます。ここまでになると、私でなくても、ご近所さんや園の先生、電車やバスで出会った人たちから誉められるようになります。本人も誉められることが快感になり、誰にも止められない状態です。そのうちに漢字を書くことにも興味を覚えたようで、「パパは、どうやって漢字が書けるようになったの?」と訊かれたので、「本屋さんに漢字ドリルというものがあって、それを使って一人で勉強したんだ」と教えました。すると今度は、小学校1年生の漢字ドリルを欲しがったので、それを与えたところ、一人でがむしゃらに練習を始めたのです。今では、書き順はすぐには覚えられないので、ちょっと怪しいですが、小学校1年生の漢字なら書くことが出来ます。これは自分のためではありません。私からめちゃくちゃに誉められたいがために努力をしているのです。快感を得たいから頑張るのです。

誉めれば誉めるだけ、子供はがむしゃらに頑張ります。

私が茗荷谷の漢字が読めた時点で、「ふ〜ん」とか、気持ちを込めずに「凄いね」と言っていたら、数多くの漢字が読めるようになったり、小学校1年生の漢字が書けるような展開にはならなかったでしょう。子供は誉めれば誉めるほど、何処に行き着くかは解らないけれど、どんどんと進歩していくのです。

皆さんも、小さなことでもよいので、それを激しく誉めましょう。どんなにオーバーに誉めても、それは絶対に逆効果にはなりません。皆さんの中に誉めようという気持ちが微塵もない人もいることでしょう。気持ちが入らなくても、ギューッとハグハグして、頭を撫でて、「頑張った○○ちゃんは大好き!」と嘘でもよいから言ってください。これを続けていると、本当に気持ちがこもってきます。子供が目の前にいることが当たり前だと思っているから誉めないのです。明日のことは誰にも分かりません。今日も目の前にいてくれること、それ自体が大変に「ありがたい」ことであって、「生まれてきてくれて、本当にありがとう」と、子供に感謝をする心があれば、誉めちぎりたくもなります。

(エスポッポ倶楽部:上田トモヤ)


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