小学校受験はエスポワール

 

親が思うことは現実化するので注意してね

この時期になると、公開模試の結果が返ってきたり、学校説明会へ出掛けたりしますよね。今までは、他人の子と比べることがなくても、小学校受験が現実的になってくると、どうしても気になってくるのです。

・こんなノンビリ屋さんで大丈夫だろうか
・○○ちゃんは利発な子だけれど、うちの子は勘が悪すぎる
・同じ兄弟でも、どうしてこの子は鈍いのだろう

このように考えているお母さんは多いです。どうしても他のお子さんや兄弟と比べてしまうので、その劣っている部分が、気になって仕方がないのです。

逆に、うちの子は結構イケてると思っているお母様もいます。親が教えなくても、幼児教室へ通うだけで勉強は良く出来る。賢いので、一度聞いたことは忘れない。行動観察教室へ行かなくても、何でもテキパキと出来る。同じく、自己主張もハキハキと言うことが出来る。顔も利発そうで凛としている。このような素晴らしい子が合格しなくて、一体誰が合格するのか、教えてちょーだいと思っている親もいるのです。

10人の子供がいれば、2人くらいのお母様が、うちの子供は何でも良く出来るので「イケるかも」と思い、残り8人の半数の4人のお母様は普通だと思い、最後の4人のお母様は、我が子の劣っているところばかりが気になって「ダメかも」と落ち込むのです。

「上田先生、主人は医者で、息子に後を継がせようと思っているのですが、息子は皆さんの足を引っ張ってばかりで、何をやらせても要領が悪いので、私は医者にするのを諦めています。お陰様で姉は(難関女子の)○○小へ通っていますので、娘に医者になってもらい、継がせようと考えています」と面談で聞かされたことがあります。

小学校受験の時の能力で、子供をダメだとか、イケてないとか、医者に向いていないなんて考えるのは愚かなことです。何度も書きますが、今の子供の脳は成長段階です。全体的に成長するのではなくて、色々な分野がそれぞれバラバラに成長します。5歳児の時点ですっかり出来上がったお子さんもいれば、小学校2年生になったときに出来上がるお子さんもいるでしょう。

最終的には脳は皆と同じ段階まで発達するのです。現時点で、他人と比べて「勘が悪すぎる」とか「要領が悪い」とか「覚えられない」とか「鈍い」とか思わないで頂きたいです。お母様が思っていたことが原因で、小学校受験を失敗することもあると思います。それはある意味で「運」なので仕方がないことです。たまたま「早熟」だった。たまたま、「早熟ではなかった」の違いなのです。小学校受験さえなければ、長い目で子供の成長を見ることができても、入試は年長の秋と期日が決まっているので、どうしても他人と比べてしまい、長い目で子供の成長を見守ることが出来ません。その為、「勘が悪い」とか「鈍い」とかのレッテルを子供に貼ってしまうのです。早生まれなら、「早生まれだから仕方がない」と親も納得できますが、早生まれでもなく、他のお子さんよりも遅れていると、「頭が悪いに違いない」と思い込む親は多いのです。たまたま、早熟ではなかっただけです。時間が経過すると自然と皆に追いつくのです。

しかし、不幸なことに、親自身が子供にレッテルを貼って、そのように思い込み、子供もそのように言われて、自分自身で納得したりすると、(故意に汚い言葉を使いますが)本当の「バカ」が生成されてしまうのです。怖いですよ。小学校受験さえなければ、鈍いなんて思われず、愛嬌で済まされていたのに、小学校を受験を志したために他人と比べてしまい、脳の発育が途上なのに、子供に悪いレッテルを貼ってしまう・・・それが子供を呪縛して、抜け出させなくさせる。本当に不幸なことです。

小学校受験は、ある意味で「運」です。実力で入学したければ中学校受験からでしょう。ミカン箱2箱の参考書や問題集を3巡すれば、好きなところへ入ることが出来るハズです。高校受験ならミカン箱4箱、大学受験ならミカン箱6箱を黙々と3巡です。小学校受験を除いた入試では、努力をすれば、それなりの結果は必ず付いて来るものです。

今はイケてるお子さんでも油断は出来ません。皆さんも、小学校時代は神童だったけれど、その後はあっという間に、フツーの人になった級友をご存じですよね。そのうちに皆の脳は揃うはずなので、気を付けましょう。その後は、毎日の積み重ねだけです。

話は逸れましたが、他のお子さんと比べて、我が子が劣っていると思っても、気にしないことです。要領が悪いと親が思い込めば、それは親の言葉や態度に表れ、子供はそれを素直に受け入れて、本当に要領が悪くなります。「こんなに簡単なのが解らないのか」と言えば、「私は簡単なものも解らない人間」だと思いこみ、本当にそのようになるのです。言葉に出さなくても同じです。「息子は医者に向いていないから、姉に期待する」と思い込めば、それは親の言動ににじみ出て、子供へとジワジワと伝わってしまうのです。やがて、息子さんは本当に医者には向かなくなります。親が子供に思うことは、容易に現実化するのです。気を付けましょう。

幼児期の段階で、この子は、あれがダメ、これがダメと決めつけるのは止めることです。将来は必ず「大輪の花」を咲かせる子供だと思い込みましょう。親が毎日、そのように思えば、必ず現実化するのです。

(エスポッポ倶楽部:上田トモヤ)


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