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お子さんのイライラや無気力と病気との関係

昨日は、お子さんのイライラや無気力と就寝時間の関係を書きました。今日はその続きで、「お子さんのイライラや無気力と病気の関係」を書きます。

この話題は、去年に発行していた「携帯メール版メルマガ」にも書きました。一昨年前まで続けていた「PC版メルマガ」でも触れたことがあります。私は毎年1回はこの話題を書くことにしています。なぜなら、書く度に保護者の方から病気が見つかったと、お礼のメールを頂くからです。この病気を放っておけば、小学校受験の準備に深刻な影響を与えるのです。

毎日毎日、家庭学習で勉強を教えていると、ちょっとした体調不良があるだけで、全体的に問題を解くスピードが低下するのを肌で感じます。スピードの低下だけではなく、ケアレスミスも連発します。1巡目で楽勝に解けた同じ問題でも、解き方を思い出せないこともあるのです。このように幼児は、体調が優れないだけで、著しく脳の働きが低下します。

毎日教えていると、このような絶不調の日もあれば、逆に冴えに冴え渡っている絶好調の日もあるのです。これは、何ら問題でもなく、幼児に調子の波があるのは当たり前のことです。ところが、好調よりも絶不調が多いお子さんが存在します。そのお子さんに共通するのは、話し掛けても反応が鈍かったり、視線が定まっていないことが多いのです。

考えられる原因の1番目は、昨日のブログに書いた通り、就寝時間の乱れによって、脳にモヤが掛かることです。その次の2番目は、母親のネグレクトが原因で、年齢に応じた日本語を教えなかったり、あまり質の良くない託児所(勝手に遊ばせておいて、保育士が眺めているだけの所)に、お子さんを預けることによって、日本語能力が同年齢以下となり、話し掛けられる言葉の意味がイマイチ解らずに、反応が鈍くなることがあります。知識を吸収するためのツールである日本語能力が劣っていると、知識や概念を教えられても、頭には入りづらいのです。

上記の1番目や2番目の原因に、全く心当たりがない場合は、病気の可能性もあります。1番可能性が高いのは副鼻腔炎です。世間では蓄膿症と言いますよね。鼻で息がしづらいので、少しだけ口を開けていることが多いです。息がしづらいので、イライラしたり、注意力が散漫になったり、無気力になったりします。次に中耳炎です。急性中耳炎は発熱を伴うことが多いので病院へ行きますが、慢性中耳炎の場合は耳だれが出る程度で、ずーっと聞こえが悪くなったままです。親が全く気付かないこともあります。耳が聞こえづらいと、注意力が散漫になったり、無気力になったりします。最後は、近視や遠視などの視力が原因です。毎日が「度」が合わない状態で生活をしているので、頭にモヤが掛かったような感じになります。お教室のペーパーやホワイトボードの絵も見づらいでしょう。これもまた、注意力が散漫になったり、無気力になったりします。何度注意しても、ペーパーに顔を近づけていたり、親が驚くくらいに、極端に遠くのものを識別できるようなら、一度、専門家に見てもらった方が宜しいでしょう。

副鼻腔炎、中耳炎、近視、遠視は、日本語能力を取得するための、人生の中でとても重要な幼児期に、集中力が削がれてしまうのです。この4つの症状には気を付けてください。注意力が散漫−イライラや無気力−日本語能力の低下へと悪循環が続くのです。1日も早く治療を始めたり、眼鏡を掛けるなどして、視界が明瞭で、頭脳もスッキリの状態で受験勉強を続けてくださいね。

(エスポッポ倶楽部:上田トモヤ)


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