小学校受験はエスポワール

 

お子さんのイライラや無気力と就寝時間との関係

昨年の携帯メルマガ(6月3日号と10月9日号)にも書きましたが、エスポワールで子供たちを観察していて、怒りっぽくイライラしていたり、ダラダラと無気力だったり、ダルそうにしていれば、私はこの子の家庭は不規則な生活リズムだろうと疑っているのです。最近は機会がなくなってしまいましたが、担任が別室で保護者の皆様に講評をしているときに、私は教室の子供たちを相手に絵本を読んで聞かせたり、頭の回転を速くするためのクイズを出したりして、担任が戻ってくるのを待っているのです。その日の子供たちの中に、特に目立って、怒りっぽくイライラしていたり、ダラダラと無気力な子供がいると、全員に就寝時間を質問することがあります。

「7時〜8時頃に寝た人は手を挙げてください」
「8時〜9時頃に寝た人は手を挙げてください」
「9時〜10時頃に寝た人は手を挙げてください」
「10時〜11時頃に寝た人は手を挙げてください」
「それより遅い子はいるかな」

このように訊きます。また・・・

「今日、朝ご飯を食べた人は手を挙げてください」
「今日、朝ご飯を食べなかった人は手を挙げてください」

このようにも訊きます。イライラや無気力と就寝時間は関係があると思いますか?

普段と違い、その日に限って、お子さんがイラついていたり、無気力の場合は、前の晩の就寝時間が遅いことが多いです。息子も、滅多にないのですが、家庭の事情で就寝が遅くなると、その翌日のコンディションは明らかに違ってきます。毎日勉強を教えているからこそ判ることなのですが、脳が全く冴えないのです。アクビをしたり、イライラしたり、投げやりになったりします。個人差はあると思いますが、生まれてから5年しか経っていない幼児は、生活リズムが乱れることから来る影響をもろに受けるようです。また、朝食抜きも同じような結果に繋がっていると思います。

4月2日の読売新聞に興味深い記事がありました。タイトルは「夜更かしの幼児は発達遅れる?久留米大の松石教授ら調査」です。記事によると、夜10時以降に寝る幼児は、発達が遅れたり、アンバランスになったりする危険性が高いそうです。就寝時間が10時よりも遅い場合は、1時間遅くなるごとに、発達に問題がある幼児の割合が約3倍ずつ増える一方で、10時前に寝る場合は、寝る時刻と発達に関連は見られなかったそうです。また、総睡眠時間や昼寝の回数には、発達との相関関係はないそうです。

私の個人的な意見では、夜10時という遅い時間が主因ではなく、夜10時に寝かせるような親の多くは、子供の就寝時間に関心がなく、毎日の就寝時間にバラツキがあるからだと思っています。発達が遅れる原因は、就寝時間に大きなバラツキがあると、脳を含めた生態的なリズムが狂ってしまい、翌朝には、頭の中にモヤが掛かったような状態になることで、注意力が散漫になったり、イライラしたりして、物事に対する興味を失い、結果的に発達が遅れてしまうと考えられます。発達が遅れるというよりも、発達が阻害されてしまうのでしょう。

さて、先ほどの挙手によるアンケートに戻りますが、この子は頭脳明晰だと思うお子さんの就寝と起床時間は大体同じですが、それは何時だと思いますか?

正確なデータを集めた訳ではないのですが、大体8時〜8時半頃に寝て、大体6時〜6時半頃に起きています。それを知ってからは、息子と娘の就寝時間は、これと全く同じになるように心掛けているのです。

保育園児の就寝時間はご両親に残業が多かったりすると遅くなります。9時〜9時半頃に寝ているお子さんも少なくはないと思いますが、この記事を読めば心配になりますよね。やむを得ない事情もありますが、一番大切なことは、遅くなっても、毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きることだと思います。エスポワールには就寝時間が遅いけれど、極めて優秀な保育園児も在籍していますが、脳の発達は遅くはありません。それは、毎日が規則正しい生活リズムだからでしょう。

(エスポッポ倶楽部:上田トモヤ)


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